毎日できるスーツのお手入れ方法

アフターケア

S__20750345こんばんは!アプンティートの高田総一郎です。

 

今日は昨日と打って変わって晴天でしたね!やっぱり晴れは気持ちが良いもんです。

 

今日は毎日できるスーツのお手入れ方法をご紹介いたします。これを毎回行うことで、購入されたスーツをできるだけ長く、美しく着ていただくことが可能です。素材、着方にもよりますが、寿命も1年以上は長くなります。

 

①ローテーションを守ります ※1日着たら3日は休ませる

 

お手入れとは話が逸れますが、非常に重要です。どれだけお手入れをしたとしても、毎日同じスーツを着ていては、素材が痛み、劣化するスピードがどんどん早くなります。スーツの素材はほとんどが羊毛100%です。この羊毛にはシワが自然に戻る特徴があり、ハンガーに綺麗にかけて3日休ませるだけで細かいシワは取れてしまいます。しかし、ローテーションを守らないとシワにシワを重ねていくことになり、どんどん素材も傷み、型崩れをおこし、そして、美しく着ることができなくなってしまいます。1日着たら3日は休ませる!ローテーションを守りましょう。

 

②ポケットの中身をすべて出します

 

ポケットの形が崩れ、全体の型崩れの原因になりますので、必ずポケットの中身をすべて出してからハンガーにかけるようにすると良いと思います。また、携帯電話、キーケース、名刺入れなどをポケットに入れてしまいがちですが、できるだけ長時間入れないようにすることをお勧めいたします。こちらも型崩れの原因になります。

 

③ハンガーにかけます


家に帰ったらすぐにハンガーにかけましょう。これが毎日できるお手入れの基本です。

 

ジャケットハンガーはスーツの肩幅に合った丸みのある厚さ5cmぐらいのものをお勧めいたします。また、防湿効果のある木製ハンガーであればさらに良いと思います。

 

スラックスは裾の部分をハンガーに挟み逆さに吊るすことをお勧めいたします。ウエスト部分の重みを利用してシワが伸ばせます。また、ジャケット同様、木製のハンガーが理想です。

 

 

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こんな感じで吊るします。普通のパンツ専用ハンガーでも大丈夫です。

 

④ブラッシングをします

 

ブラッシングをすることで、目に見えないたくさんのホコリを落とすことができます。この目に見えないホコリが、実は徐々に素材を痛めているんです。また、つぶれている繊維を起こすこともでき、素材の持つ光沢が持続されます。毎回ブラッシングをすることで1年後にメリットを実感できます。

 

ブラシは馬毛、豚毛など天然素材のもので、カシミヤ、上質ウール用をお勧めいたします。まず、全体をパンパンと軽く叩いてホコリを浮かせ、下から上へブラッシングをし、ホコリをかき出します。それから、下から上へ優しくブラッシングをし、毛並みを整えます。

 

 

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ジャケットハンガーはマイネッティです。イタリア製で、木製を超える樹脂でできています。ブラシは英国製ケントのブラシです。

 

⑤水を霧吹きでかけます

 

シュッシュと霧吹きをかけておくだけでさらにシワが伸びます。必ず乾かしてからクローゼットにしまいましょう。

 

以上が毎日できるお手入れ方法です。スーツをお仕事で着られる方は毎日やると良いと思います。勉強、仕事と同じように「継続は力なり」です!すぐにはお手入れするメリットを実感できませんが、長期的に見ると、続けて良かったと必ず実感できます!ぜひお試しください(^-^)/

 

アプンティートでは、オーダースーツサロンとして、皆様に美しいスーツを提供させていただくことはもちろん、その美しさを持続できるよう、お手入れに関することもどんどん発信させていただきます。