簡単!手間をかけずスーツのシワを伸ばす6つのお手入れポイント
アフターケア
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
スーツにとってシワは大敵です。シワを重ねることでスーツが痛み、型崩れが起きていきます。
今日はどなたでも簡単にできるスーツのシワを防ぐ(伸ばす)ポイントについて書かせていただきます。
シワ一つないスーツこそ美しいスーツと言えます!
シワができないよう注意する
そもそも論になってしまいますが、大切なポイントです。例えば、ジャケットを椅子にかけておくのではなく、ハンガーにかける。椅子にもたれるときは体重を背中にかけすぎない。車に乗る際には必ずジャケットを脱ぐなど、細かな気づかいにより、シワを防ぐことができます。
スーツを着るローテーションを守る
1日来たら最低3日は休ませることを強くお勧めしております。
スーツ素材は基本、天然ウール100%でできております。天然ウールには復元性が備わっており、ローテーションをきちんと守りハンガーにかけておくことで、細かいシワであれば自然に伸びます。(※ちなみに素材が上質であればあるほど復元性は高まります。繊細で高品質な糸を使用して織られているからです。)
もしローテーションを守らなければ、シワにシワを重ねていくことになり、アイロンを掛けてもシワがとれなくなることもあります。
シワを防ぎ、スーツをできる限り長く着ていただくためにもローテーションを守るということがとても大切です。
ブラッシングをする
ブラッシングの役割は、汚れをかき出し繊維を整えることです。シワになっている部分は、目には見えませんが繊維が潰れておりますのでブラッシングで繊維を起こし、シワがとれやすい状態にします。
洋服ブラシです
ジャケットとパンツは別々のハンガーを使用する
ジャケットは厚さ5cmほどの、肩幅が合っているハンガーを使用することをお勧めします。と言うのも、ジャケットは人体に着せている状態が一番負担がかからないため、できる限りそれに近い厚みがあるハンガーにかけることでシワや型崩れを防ぐことができるからです。
パンツは裾を挟むタイプのハンガーにベルトをしたまま逆さに吊るし、ベルトの重みでシワが伸びるようにします。
別々のハンガーを使うことが、それぞれのアイテムに合ったお手入れ方法です。
ジャケットハンガーです
パンツは逆さに吊るします
霧吹きでお湯を吹きかける
ジャケットの背中の部分や、腕の内側、パンツの膝の裏など、直接吹きかけ生地に水分を与えることで繊維を膨らまし、シワを伸ばすことができます。寝癖を直すようなイメージです。
ほとんどの場合、数日経てばシワは消えていきます。
霧吹きをかけられた際は、風通しの良いところで陰干しをしましょう。
霧吹きです。
スチームアイロンを使用する
上記の方法でもとれない頑固なシワにはスチームアイロンがお勧めです。蒸気をあてることでシワを簡単にとることができます。(※少し手間はかかりますが)
蒸気をあてる際にパンツのセンタープレスまで伸ばしてしまわないよう注意しましょう!
スチームアイロンです
以上。どなたでも簡単にできるお手入れのポイントについて書かせていただきました。
シワのお手入れをすることで、素敵に着こなしながら、スーツの寿命も伸ばすことができます。
上記のポイントを参考にお手入れしてみてください。
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎