セミナー講師のためのスーツ着こなし術
カッコいい経営者の着こなし
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
「今度、セミナー講師として登壇するのでスーツを新調したい!」
最近、士業の方や保険代理店の方、個人事業主の方からこういったご予約をいただくことが多いです。
そういったこともあり、先日のブログでは、なぜセミナー講師の方にとって着こなしが大切かを書かせていただきました。
先日のブログ→セミナー講師の方必見!セミナーが大成功する着こなしの考え方
私も着こなしセミナーの講師として登壇することがあります。今回は、セミナー登壇用のスーツに気を使っているポイントについてお伝えします。
1.どう見せたいか方向性を決める
まずはどう見せたいか(どのように見られたいか)の方向性を決めます。
例えば、私でしたら通常、信頼できるオーダースーツ屋という印象に加え、この人に任せたらカッコいいスーツを作ってくれそうだな、というセンスのある印象を持っていただけるよう心がけます。
ちなみに、下の写真は数年前に一般の方100名の前でセミナーをさせていただいた時の写真です。
この時は万人に誠実な印象を持っていただけるよう、シングルのネイビースーツ、白シャツ、ネイビータイというとてもオーソドックスな着こなしで臨みました。というのも、お客様に男性も女性も様々な世代の方がいらっしゃったからです。
このようにお客様に合わせて決めていくケースや、ご自身のご職業や立ち位置に応じて決めるケース、また、年に一度のセミナーということで目立つ着こなしをされるという選択もあると思います。
2.素材にこだわる
方向性が定まったらどんな色・柄の素材にするか考えます。例えば、ネイビーの無地でしたら誠実で清潔感のある印象、グレーの無地でしたら知的で安心感のある印象、ストライプでしたら少し主張が強くなりますし、チェック柄でしたらカジュアルな印象になります。また、以前、アプンティートのお客様でとにかく目立つためにグリーンやピンクのスーツをオーダーされた方もいらっしゃいました。
ご自身の方向性に応じて選択されると良いと思います。
柄のスーツも表現力があります!
ちなみに、私はセミナーでは光沢のある無地の素材のスーツ着ることが多いです。と言うのも、まずは信頼されるスーツ屋という印象を持っていただきたいからです。光沢のあるスーツを着ることで同時に上品な印象になります。
また、無地を着ることで洋服が先行せず自分の本質を見てもらえるような気がすることも理由です。
3.サイズ感にこだわる
ジャストサイズを心がけます。いくら良い素材でもサイズ感が大きいだけでだらしない印象を持たれてしまいますので、サイズ感には注意します。
肩
手で触って余りのないサイズ感がベストです。既製品でも肩がジャストであれば胸回りや胴回りはある程度合います。「スーツは肩で着る」と言われますが、それぐらい肩のサイズ感は大切です。
着丈
長すぎず短すぎず、お尻が隠れるぐらいの丈感が良いと思います。
袖丈
手を伸ばした時にシャツ袖が1cm~1.5cmほど覗くぐらいの丈感がバランスの良い丈感です。細かいところですが、折角良いスーツでも袖丈次第でマイナスイメージを持たれてしまいますので注意が必要です。
パンツ
細すぎる必要はありませんが、細いシルエットかテーパードシルエット(パンツの裾に向かって細くなっているシルエット)であればスッキリと脚長に見せることができます。プリーツ入りのパンツもお勧めです。
プリーツ入りパンツ
4.コーディネートにこだわる
ストライプシャツの表現力
ストライプシャツを着こなすことで、主張を強くしつつシャープな印象になります。
ネクタイで印象を変える
同じスーツシャツでもネクタイの色で大きく印象が変わります
誠実な印象
遊び心のあるオシャレな印象
スリーピーススーツをセレクトする
スリーピーススーツを着こなすことで存在感のある印象になります。セミナーの時間内にさらにご自身を印象付けるためにもスリーピーススーツはお勧めです。
その他、こだわりポイントはたくさんあります。
着こなしやコーディネート次第で第一印象が変わりますので、セミナーの伝わり方にも大きく影響します。
以上が気を使っているポイントになります。
セミナー講師の方は、まずは上記の1~4を参考にしていただけたらと思います。
特に1のどう見せたいか(どのように見られたいか)のポイントはとても大切だと思いますので、方向性を決められた上でセレクトしていただくか、私のような仕立て屋の意見も参考にしていただいても良いと思います。
セミナーの内容を100%伝え、その先のビジネスの目的に繋げるためにも、登壇用の装いはぜひこだわってみてください!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎