ジャケットのポケットの蓋の取り扱いにはルールがあります!
ジャケットスタイル
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
スーツを通して経営者の皆さまに自信をお届けし、
その自信をビジネスに活かして頂くことで、
事業発展のサポートをさせて頂いております。
「ポケットの蓋って外に出すか、中にしまうかどちらが正しいんですか?」
お客様からよく頂くご質問の一つです。先日の、ソニー生命保険株式会社岐阜支社様で行った着こなしセミナーでも同様のご質問を頂きました。
結論を先に言いますと、屋外では蓋を外に出し、屋内では中にしまうというのが正しい着方です。
屋外では外に出す
屋内では中にしまう
理由は、この蓋は雨蓋とも言い、読んで字のごとく雨を除けるためのものだからです。
雨が降らない屋内では蓋を使う必要がないという考え方です。
ルーツを掘り下げますと、
その昔、英国で発祥したスーツは、そもそも貴族の屋内の装いでした。ですので、この段階ではまだ雨蓋が必要なくそもそも付いてもいなかったようです。
それが乗馬で使われるようになり、今ではビジネスで使われるようになりました。屋外で着るようになったため、それに伴いポケットの中を雨から守りたいということで雨蓋が考えられたそうです。
ちなみに、屋内でのみ着るタキシードには雨蓋がついていません。
引用元:Pinterest
こういった歴史的背景もあり、屋外では蓋を外に出し、屋内では中にしまうのが正しいということがルール付けられています。
このように説明させて頂きますと、こんな風に言われる方もいらっしゃいます。
「いちいち面倒だからどちらかではダメなんですか?」
こう聞かれたら私は、「常にしまってください!」とお答えしています。元々蓋は無いものだったからです。
意外と知られていませんが、ポケットの蓋にはこんなルールがあります。細かいことですが、知っておくだけで着こなしの役にも立ちますし、話のネタにもなります(笑)
ぜひ覚えておいてくださいね!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎