スーツを捨てるタイミングは?
アフターケア
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
スーツでこうなってしまったらもう着るのを止めたほうが良いってことはあるんですか?
先日、お客様からこんなご質問をいただきました。
ズバリお答えします。それは生地のテカりです。縫い目が裂けてしまったり、破れや虫食いは直すことができますが、テカりだけはどうしようもありません。
年末にスーツのお手入れをされる中で、もしかしたら大事なスーツにテカりが見つかるかもしれません。テカったスーツを着ていてはとてもだらしない印象を与えてしまいますので、なんとか修復できればと思うのですが、この生地のテカりだけは元どおりにすることができないです。
テカりは、長く使うなかで摩擦や圧力が生じることによって発生します。簡単に言いますと、凹凸がある繊維の表面が削れ、平になることによってテカりが発生します。アンモニアやベンジンを使ってテカりを修復するというやり方もあるようですが、そもそも表面が削れてしまっているので完璧に元どおりにすることは不可能なのです。
生地のテカり=スーツを捨てるタイミングです。
スーツは経営者にとって戦闘服のようなものです。長い間着たものはかなりの愛着があると思います。長い間ありがとうの想いをスーツに込めて捨てるようにしましょう!そして、また新たな戦闘服との出会いを期待しましょう!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎