こんな風に着るとかっこいい!茶色のスーツの着こなし方
カッコいい経営者の着こなし
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
「茶色のスーツって着るのに勇気がいるんだけどどんな風に着こなせば良い?」
先日、お客様から頂戴したご質問です。
確かに、茶色のスーツは定番のネイビーやグレーのスーツと比べると、やや主張が強く、また年配に見えるというイメージもあり、実際に着るには多少勇気が必要かもしれません。ただ、生地の色合い(トーン)やコーディネートを工夫することで、逆に上品で大人の雰囲気漂うスタイリングを完成させることもできます。
茶色が与える印象
茶色を想像して好きか嫌いかを考えると、嫌いという方もいらっしゃるかもしれませんが、茶色とは、常に身近にあり暮らしの中に溶け込んでいる、飽きることのないカラーです。また、木や土、大地といった自然を感じさせる茶色は温もり、居心地の良さ、安心感、信頼感、堅実的、などの印象を与えます。
今年の1月に行ったピッティウォモの会場内にいた人です。こんな風に着れたら年配に見える感じは全くないと思います。私なりに思うポイントを書かせて頂きます。
ワントーンコーディネート
シャツを除いてほぼ茶色1色でまとめたワントーンコーディネートです。とてもバランスよく着こなせています。茶色という落ち着いたカラーで1色でまとめることにより、さらに上品で安心感のある印象を与えています。
全体的なサイズ感
スリムに着こなすことで、清潔感のある若々しい印象を与えています。さすがサイズバランスは言わずもがなです!
ネクタイ
小紋柄ということでクラシックな印象を作りつつも、柄が茶色に映える白ということでやや愛らしい印象も同時に与えています。このやや愛らしい印象により、フレッシュさが加わっています。
話は逸れますが、結び目の下のディンプル(くぼみ)をキチンと作ることで、エレガントさを印象付けるという点はさすがはイタリア紳士です!
ポケットチーフ
光沢のある茶色の素材を使用することで、シンプルで穏やかな印象を作っています。最もドレッシーな印象となる白いチーフでも華やかにまとまるため、白いチーフでも良いと思います。
ジャケットとベストの着丈バランス
着丈バランスが絶妙です!この見え方はとても参考になります。ジャケットは、セオリー通り(やや長め)の 着丈なのですが、ベストの着丈を短くすることで、脚長効果が生まれています。このバランスが野暮ったく見えるどころか、オシャレに見えているポイントです。
ベストのデザイン
襟付きのダブルということで、重厚感を増しています。また、Vゾーンを深くすることで、シャツの白い面積を大きく見せることができ、視覚的に爽やかな印象を与えています。
着るのに勇気が必要と思われがちな茶色のスーツも色のトーン、サイズ感、コーディネートによって、とてもカッコよく着こなすことができます。
今は冬ということでシーズン的にもチャレンジがしやすい色だと思います。
ご興味を持たれた方は、ぜひ一度試してみてください!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎