スーツをクリーニングに出す際に注意する7つのポイント

アフターケア

 

こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。

 

10月に入り秋物のスーツに衣替えをされている方が多いと思います。今日は夏物スーツを清潔に保管しまた来年気持ちよく着るためのクリーニングに出すポイントを書かせて頂きます。

 

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1.スーツは極力クリーニングに出さない

 

もしかしたら驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は何度もクリーニングに出すことは好ましくありません。シーズン(半年)に一度で十分です。ちょうど衣替えのタイミングが最適です。一言でクリーニングと言っても、ドライクリーニング、水洗いクリーニングの2種類があります。スーツをクリーニングに出していただくと、ほぼ、ドライクリーニング仕上げになるのですが、有機溶剤を使用するため、油汚れがとれるというメリットがある反面、生地が傷むというデメリットもあります。何度もクリーニングに出すことで、生地がどんどん傷み、スーツの寿命を縮めてしまいます。スーツは極力、クリーニングに出さないほうが良いのです。

 


2.水洗いクリーニングを利用する

 

春夏物から秋物への衣替えのタイミングの際は、水洗いクリーニングがオススメです。前述の通り、ドライクリーニングでは油汚れしか取れないため、汗などの水溶性の汚れは取り除くことができません。

 

そこでオススメなのがスーツの水洗いクリーニングです。水で洗うため、溜まった汗の汚れもスッキリ取り除くことができます。

 

特殊な技術であるため少し高価であることと、クリーニング店によって得手不得手があるため、出される前にお店の方に相談して頂くことをオススメ致します。

 


3.順番にクリーニングに出す

 

面倒なのでまとめて出したいところではありますが、順番に出して頂くことがオススメです。なぜなら、急に1日だけ暑くなることがあるからです。涼しくなってきたと思ったら、日中が夏日のような暑さに戻ることもあり得ます。その際、春夏のスーツがあれば便利です。

 


4.出す前に汚れの有無を確認する

 

有れば印を打っていただくと、よりクリーニング店さんも分かりやすいと思います。また、油汚れなのか、水溶性の汚れなのかを確認する必要があります。水溶性の汚れであれば、ドライクリーニング
では落ちないため、相談が必要になります。

 


5.可能であればハンガーを渡す

 

スーツに適したハンガーで保管することをお勧めしております。肩幅の合った、厚さ5cmぐらいのハンガーが良いと思います。クリーニング店はペラペラのハンガーを使用するため、長い間吊るしておくと型崩れを起こしてしまいます。場所をとるためお店によっては断られる場合もありますが、できる限りお願いすると良いと思います。

 


6.ビニールを必ず外し、スーツパックで保管する

 

大切なポイントです。クリーニング仕上がり後は、必ずビニールを外してください。ビニールをしたままにしますと、湿気が溜まり、カビや虫食いの原因になります。ビニールを外し、通気性の良いスーツパックで保管していただくことを強くオススメ致します。

 


7.防虫剤を使用する

 

値段の高いスーツの生地は、上質な糸が使用されています。上質な糸は虫にとって最高のご馳走です。虫に食われないよう、しっかりと防ぎましょう。

 


クリーニングに出される際は以上のポイントを参考にして頂くと良いと思います。次のシーズンも気持ちよくスーツを着るために、清潔に保管しましょう!

 

 

愛知県名古屋市東区葵

経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)

代表 高田総一郎