仕立て屋がお勧めするオーダースーツ袖口のこだわり
カッコいい経営者の着こなし
さすがオーダー!
オーダーで作って良かった!
袖口の仕様のことでこんな風に喜んでいただいたことがあります。
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
今日は、仕立て屋の私がお勧めする「3つの袖口のこだわり」について書かせていただきます。細かいことなのですが、冒頭のように気に入っていただくお客様が多数いらっしゃいます。
本切羽(ほんせっぱ)仕様
もはやオーダースーツの定番と言えるかもしれません。本切羽とは、袖口のボタンが付け外し可能な仕様のことを言います。
既製品では、ほとんど本切羽になっていることはなく、袖口のボタンは飾りボタンである場合が多いです。なぜなら、袖丈の調整ができなくなってしまうからです。オーダーであれば初めからお客様に合わせた袖丈の寸法を設定するため、本切羽が可能になります。
また、袖口のボタンを取り外せるということだけで、オーダーの良さ、ちょっとした特別感を感じることができます。
重ねボタン
一見、特徴がないように思えるかもしれませんが、ボタンが一つずつ重なっていることが特徴です。これはもともとイタリアの職人が高い仕立て技術をアピールするために考えられたデザインだと言われています。
当然このように重ねようと思うと、手作業で付ける以外の方法はありません。ミシンで重ね付けすることは不可能です。
細かいところですが、ボタンが重なっていることで、細部まで手作りで作られた「こだわりの一着」という印象を作ることができます。
袖丈
スーツの袖丈は、シャツ袖が1cm~1.5cm覗くぐらいがちょうど良い丈になります。このバランスはとても大切で、短すぎることは論外ですが、長すぎてもとてもだらしない印象を作ってしまうため注意が必要です。
以上が仕立て屋の私がお勧めする袖口のこだわりです。一つ一つはとても細かいことではありますが、組み合わさることで、オーダーの良さを実感していただきながら、渾身の一着に近づいていきます。
初めてオーダーされる方も、既にオーダーされたことがある方も、次に作られる際は、上記のことを意識してオーダーされると良いと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎