ナポリの街が教えてくれた仕立て屋として大切な姿勢!
イタリア出張
おはようございます!アプンティートの高田総一郎です。
今回のイタリア出張でますますナポリのことが大好きになりました!
先日のメルマガにも書かせていただいたのですが、今回はナポリに来て気がついた仕立て屋としての大事な姿勢ついて書かせていただきます。
ナポリは、日中34度まで上がるほど暑く、街は人で溢れていて、フィレンツェと比べると、エネルギッシュな印象でした!アプンティートはNAPOLI ITALYを掲げているということで、ナポリはイタリアの中でも是非とも行きたいと思っていた街です。ご縁があり、行くことができて本当に良かったです。
ナポリスタイルと言えば、丸みのあるショルダーを作るシャツ袖など、スーツに遊び心を加えることが特徴です。発祥地英国の伝統的で角張ったスーツと比べてみるとその差は歴然です。また、オールハンドメイドで、できるだけ不要なものを省き、軽く、柔らかく仕上げることも特徴の一つです。ナポリスタイルを知る人間なら常識的な知識ですが、実際に現地に足を運ぶことで、より鮮明に実感することができました。
普通のスーツを着るには暑すぎる気候、南部独特?の陽気な気質は、できるだけ軽く、遊び心を加えるナポリスタイルの根本だと理解できました。また、北部のミラノなどと比べ、最低賃金が非常に安く、加工賃が低いため、オールハンドメイドを実現しやすいことも分かりました。
服地卸商の人たちは、太陽や海も含む、色彩豊かなナポリの街に誇りを持っており、素材カラーを決めるうえでナポリそのものをコンセプトにしていることも、実際に話を聞かせてもらい、知ることができました。
どれも日本にいては表面的にしか理解できなかったことです。本場の地に来ることで、こんなにも強く肌で感じることができるのかと、その大切さを改めて認識することができました。
まったく百聞は一見に如かずということがよく分かりました。こんな姿勢を大事にし、お客様に本物、本質を伝えることができる仕立て屋でありたいと思います。今日も一日頑張ります!
愛知県名古屋市東区葵
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎