オシャレなイタリア人をすべて鵜呑みにしてはいけません!
イタリア出張
こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
こんなことわざがありますが、これは着こなしにも言えることです。ピッティ会場の中にはわざと崩した着こなしをしている人もたくさんいます。これらをすべて鵜呑みにしてしまうと信頼感を損なうスタイルになり、第一印象、そしてビジネスにマイナスになる場合がありますので注意が必要です。
①ネクタイの小剣をわざと見せている。
左のような人がチラホラいました。日本ではただのだらしない人になってしまいますので、小剣はきちんと大検の裏に固定しましょう!個人的に、オシャレという観点から見てもあまりお勧めしません。
②行き過ぎたノークッション&裸足
右の人のようにくるぶしが見えるほど短い丈はスーツのパンツとしては不適格です。信頼されるパンツ丈はワンクッションです。また、ビジネスシーンでの裸足は完全NGです。カジュアルな場面でのコットンスーツであればOKですが、ほとんどの場合、靴下が必要です。
足の甲にパンツの裾が当たるぐらいの丈をワンクッションと言います。
最先端の中の新しいバランス、素材や色のイメージを掴むうえでピッティは本当に勉強になります。ただ、すべて真似をできるかというとそうではありません。
スーツとはそもそも”失礼のないこと”を基本にしているため、着こなしにはルールがあります。そんな正しい知識をお伝えするために僕のような仕立て屋の存在意義があると思っておりますので、これからも経営者のための正しい着こなし術をどんどん発信していきたいと思います。