結果VSプロセス
高田総一郎について
おはようございます!アプンティートの高田総一郎です。
結果とプロセスはどちらが大事か?
先日のメルマガにて大変反響がありましたので、ブログにも書かせていただきます。
この話は僕が若い頃に通っていたビジネススクールの先生が仰っていたお話です。
結果VSプロセス
どちらが大事か?
それは・・・、
問答無用で・・・、
結果です!
議論の余地なし!
そう先生から聞いた僕は、非常に胃の痛い思いだったことを覚えております。
当時25~26歳、大手の会社を経て、父親が経営するアパレルメーカーに入社したばかりの頃です。
大手の会社は意外とプロセス評価もしてくれるものですが、新しい場所では勝手が違いました。
とにかく周りからは結果を求められました。
売上/利益、売上/利益、売上/利益、
求められるのはそれのみ!
毎月、予算に届かず苦しんでいる自分がいました。
なんとかしたい!と思いながらも腐る自分。
「結果、結果言うなやー!俺だって頑張ってるのに!」
そんな状況での、先生からのトドメのお言葉。
正直、帰りたいと思いました。
先生は続けて仰いました。
「他人は自分の結果しか見ていないと割り切りましょう!」
(そう簡単に割り切れませんが・・、)
僕は思いました。
神妙な面持ちをしていたからなのか、先生は僕を名指しされました。
先「高田さん、高田さんが洋服を買ったとします。」
「家に帰ってきて、しっかり見たら、破れていたらどうしますか?」
僕「返品か交換をしにお店に行きます!」
先「なるほど!その際に店員さんがこう言ったらどうしますか?」
店「お客様、申し訳ありません。この商品は、正しい工場で、正しいプロセスで作られた物です。全く罪はありません。ですので、お客様のご要望には一切お答えしかねます。」
僕「いやいやいや。正しいかどうかは関係ない!結果、破れているんだったら不良品ですよね?絶対返品します!」
先「高田さん、ありがとうございます。」
僕「???」
先生は続けて仰いました。
そうなんです!高田さんは正しい。ここにいる皆さん全員が、高田さんと同じ対応をすると思います。
つまり、
消費者として、物事を”結果”で判断しているということです。
プロセスを評価して返品しない人はまずいないと思います。
では労働者という立場のときはどうですか?
消費者のときは物事を結果で判断するのに、労働者のときはプロセスを評価してください!
というのは虫が良すぎると思いませんか?
ですから、他人は自分の結果しか見ていないと割り切りましょう!
ですが、自分が他人を見るときは、結果を見るだけではいけません。本質を見誤ると思います。
プロセスも評価してあげてください!
そうすればきっと人気者になれますよ(笑)。
当時、これ以降、一皮剥けたような気がします。
すぐに結果は出なかったと記憶しておりますが、少なくとも、腐ることはありませんでした。
そんな僕も今や経営者の端くれです。
今は一人でやっておりますが、そう遠くない未来に、人を雇う日が来ると思います。
結果とプロセス、間違いなく結果のほうが大事ですが、プロセスもきちんと評価できる人間でありたいと思います!
愛知県名古屋市新栄
経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)
代表 高田総一郎