こんにちは！アプンティートの高田総一郎です。

年末年始のお休みに伴い、一部のスーツをクリーニングに出すという方も多いかもしれません。今日はスーツのジャケットをクリーニングに出す際の注意点について書かせて頂きます。

スーツのクリーニングは半年に一度で十分

ジャケットの話をする前に、ご存知ない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、実はクリーニングには極力出さないほうが良いです。というのも、クリーニングの際に使用する石油系や塩素系などの有機溶剤が生地を痛めてしまうからです。稀に定期的にクリーニングに出される方がいらっしゃいますが、出しているうちに、生地が痛み、型崩れが起きてしまいます。よほどの汚れがない限り、スーツをクリーニングに出すのは半年に一度で十分です。

ちなみに、スーツをクリーニングに出すとドライクリーニング仕上げになるのですが、このドライクリーニングは油汚れのみに効果があるため、水溶性の汚れ（汗など）は解決できません。水溶性の汚れの場合は「水洗いクリーニング」を利用されると良いと思います。
水洗いクリーニングは特殊な技術であるため少し高価であることと、クリーニング店によって得手不得手があるため、出される前にお店の方に相談して頂くことをオススメ致します。

それではジャケットの注意点を書かせて頂きますね。

ラペルロールをふんわりと仕上げる

ジャケットをクリーニングに出される際には、ラペルロールをふんわりと仕上げる旨をクリーニング店さんにお伝えください。

ラペルロールとはラペルが返っている部分のことを言います。

アプンティートでは、このラペルロールをふんわりと美しく仕上げております。ここにはこだわりがあり、ふんわり感を持続させるために、内側に貼っている芯地も厳選したものを使用しております。このラペルロールにこだわることで、高級感のある良い仕立てだということを印象付けることができます。

もし、何も伝えずクリーニングに出されると、折角のこだわりのラペルロールにアイロンでキッチリと折り目をつけられてしまう可能性がありますので、敢えてふんわりとさせていることを伝え、このように仕上げることができるかを確認しましょう。

ラペルはジャケットの顔です。美しさを保つためにも、ぜひ参考にしてみてください。

愛知県名古屋市東区葵

経営者専門オーダースーツサロン Appuntito（アプンティート）

代表　高田総一郎