知って得するスーツをオーダーする際の良い生地の選び方

お悩み解決

 

こんにちは!アプンティートの高田総一郎です。

 

オーダースーツサロンに行っても生地がたくさんありすぎてどれを選んで良いのか分からない!

自分に合う生地の選び方が知りたい!

上質かそうでないかを見分けるポイントがあれば知りたい!

 

そんな方のために今回は生地選びのポイントを4つ書かせていただきます。

 

生地のちょっとした知識を得ることで、より素敵なスーツを楽しみながらオーダーしていただければ幸いです。

 

ブランドで選ぶ

 

ブランド生地が絶対良いかと言うと一概には言えない場合もありますが、老舗服地卸商が生産する生地はどれも上質で間違いない特別な一着に仕上がります。

 

有名なブランドは、エルメネジルド・ゼニア、ロロ・ピアーナ、ドーメル、カノニコ、ドラッパーズ、カチョッポリなど様々あり、それぞれ特徴のある素材を展開しています。

 

ブランドが分からない方は仕立て屋にどんどん聞かれると良いと思います。

 

例えば、「耐久性の高い生地はどれか?」「知る人ぞ知るブランドはどれか?」などのご質問やご要望を出していただければ、仕立て屋がどんどん答えてくれると思います。

 

 


色で選ぶ

 

「ネイビーで作りたい」「グレーストライプで作りたい」などのご要望があれば仕立て屋に伝えていただくと良いと思います。

 

また、プロに任せたいという方もその旨伝えていただければ大丈夫です。

 

合わせて、どんなシーンで着るスーツか、現在どんなスーツを何着持っているかも伝えていただくこことで、より満足していただける提案が聞けると思います。

 

スーツの定番カラーであるネイビーは、誠実で清潔感のある印象を作ります。

 

同じく定番カラーであるグレーは、上品で落ち着いた印象を作ります。

 

 


品質で選ぶ

 

実際に生地に触れてみる

 

上質な生地の特徴は、しっとりとした「ぬめり感」や「柔らかさ」「滑らかさ」を感じることができるところです。ガサガサとした感触は仕立て栄えがあまりしない固い生地か、古い生地に多いです。

 

また、上質で、糸の打ち込みがしっかりとした生地はハリやコシがあります。こういった素材はシワの耐久性や回復力に優れています。

 

コシのある良い生地を使用したスーツは、ハンガーに掛けておくだけでシワが解消される場合が多いです。

 

SUPER表示を目安にする

 

サンプルブックの生地にSUPER~と表示されています。これは簡単に言いますと糸の細さを表しており、数字が高いほど、細い糸(繊細な高品質)を使用しているということです。糸にも良し悪しがあるため、同じ数字でも品質の差がある場合がありますが、ヨーロッパの老舗服地卸商が取り扱う生地であれば信頼度が高いです。

 

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SUPER110’s、SUPER130’ s、SUPER150’sなどがあります。150を超えてくると触った感触が非常に繊細であるため、上質であるということが、より理解できます。

 

ただ、前述の通り、数字が高いほど繊細な糸を使用しているため、耐久性が低くなるというデメリットもあります。

 

 

軽さで選ぶ

 

生地には1M当たりの重さが記載されています。

 

一般的に230~240グラム以下は夏素材、240~260グラムはオールシーズン素材、270グラム以上は冬素材に分類できます。

 

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210グラムであれば夏でも過ごしやすいスーツを作ることができますし、280グラムを超えてきますと冬に最適な非常に暖かみのあるスーツを作ることができます。触ってみると暖かみは全く違います。

 

近年のトレンドとして、どんどん生地を軽くしていこうという流れがありますので、各メーカー冬物でも軽く作る傾向があります。

 

そんな中、昔ながらの厚みのある生地(320グラム以上)にこだわっている服地卸商もあります。寒がりな方はそういった生地を見せてもらうのも良いと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

 

オーダーする際のお役に立てれば幸いです。
予備知識を持ってスーツをオーダーしていただければ、より楽しみながら、期待通りのスーツを作ることができると思います。

 

お客様と仕立て屋との間で細かな意見交換をすることで、より満足のいく渾身の一着を仕上げることができると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

愛知県名古屋市東区葵 

経営者専門オーダースーツサロン Appuntito(アプンティート)

代表 高田総一郎